解体工事の種類
解体工事の対象となる建物にはさまざまな種類があります。代表的なものとして、木造建物があげられます。これには、一戸建て住宅、古民家、木造アパート、木造店舗などが含まれます。次に鉄骨造建物があり、鉄骨造住宅、鉄骨造商業施設(店舗、ショッピングモールなど)、鉄骨造工場、鉄骨造倉庫などがこれに該当します。
鉄筋コンクリート造(RC造)建物も一般的で、マンション、オフィスビル、公共施設(学校、病院など)、商業ビルなどが含まれます。軽量鉄骨造建物は、住宅や中小規模の商業施設、倉庫などに多く使われており、構造が軽量であるのが特徴です。プレハブ建物も解体の対象となり、プレハブ住宅、プレハブ事務所、プレハブ倉庫などがあります。
ほかにも、ブロック造建物、アスベスト含有建物など、さまざまな構造の建物が解体の対象となります。アスベスト含有建物の解体は、専門的な対応が必要です。専門業者による事前調査を実施し、アスベストの有無やその量、場所を特定します。調査結果に基づいて、細かい解体計画を立てて、所轄労働基準監督署や地方自治体に届出を行います。